2010年3月15日月曜日

ぐんまをすべる

今日は完全休養日でした。
リカバリーライド・・・とか思い、
目覚ましを5時に仕掛けましたが、
まったく起きる気力がありませんでした。
疲れとしては筋肉痛。
特に背筋がひどく痛くて、朝一は普通に歩けませんでした。
有酸素的な疲れはそれほどでもなく、
まー、100kmを適当に走った程度の疲れなかんじ。

それにしても8年ぶりのスキーは思ったより滑れて、
先週までバリバリスキーしていたような感じで午後くらいから滑れました。
そして、うまくなることなんかまったく気にしない、
今日をどれだけ楽しくすべるか!というスキーはホントに楽しかった。

思えば、当時、今の自分にとっての自転車のように、
スキーでも自分を追い詰めて滑っていたなーと思う。
妻に対して「スキーは遊びじゃない」みたいな気持ちをぶつけてた。
所詮1級そこそこの、スキーで食えるようなレベルでもないのに。
そうやって、スキーをやりたいものからやらなくてはならないものにして、
義務感で毎週末の土日をスキー場に通っていた。
それでもスキーは行ってしまえば自転車とは違って単純に楽しい。
自転車は苦しみの先に目指したものがあると信じていないと続けられない。
もちろん、それはスキーにも言えることではあるが、
スキーの練習自体は自転車程苦痛じゃない。
そんなスキーでさえ、義務感を感じるくらいに自分を追い詰めていた。

そんな中で出会った自転車は、ある意味、救世主だったのか。
スキーに行かなくなっても、当事はスキーに対して未練はなかった。
自転車が楽しかった。
それほど苦痛な練習をしなくても、走れば走るほど強くなるし、
強くなることもそれほど自分の中で重要じゃなかった。
それが、どんどん強く、速く・・・という気持ちが重なり、
今、自転車に乗ることが義務に感じている。

そんな中での久しぶりのスキーは、
過去の自転車に乗ったときのそれのように、
自分をそんな義務感から解放してくれるものだった。
なんか、すごく変で不思議だけど、
だからこそ昨日はすごく楽しかった。
義務感でやっていた積み重ねで、
今日はこんなに楽しく自由にゲレンデを駆け回れる。
そう思うと、自転車もそう遠くない未来に、
仲間と楽しく遠くまでツーリングしたりヒルクライムしたりする、
そのときのための体力づくりと思って、継続して行こうと思える。
たとえ、レースで結果が出なくても、そんなことはどうでもいい。
純粋に自転車を楽しめる・・・そんな日がいつか自分にも訪れる。
そして、その体力づくりは、久しぶりのスキーでも生かされる。

今は、そんな気持ちで、自転車も付き合っていこうと思っている。
過去の自分とはかなり考え方が変わってしまって、
熱い気持ちを期待して読んでくれている人には物足りないかもしれない。
でも、長く続けることが強くなる秘訣と考えるならば、
瞬間的に熱くなって燃え尽きるのではなく、
このくらいのスタンスで、中火でコトコト熟成させるのも、
いいのではないかと思う。
最終的にどちらが最高のパフォーマンスにたどり着くかはわからないけど、
自分はそっちを選択してみようと思う。


で、全然話は変わるが、スキーの話。
久しぶりに滑ってみて、8年前の課題をそのまま今も感じた。
小回りはやはり谷開きシュテム的な切り替えを何とかしたい。
もっと、切り替えで板を走らせたい。
そして、右ターンから左ターンに入るときの重心の持っていきかた。
時々谷に重心を落としすぎて、左ターンの前半から加重できないことがある。
それと、ストックワーク。
特に左手のストックをつく準備のタイミングが遅い。
ちょうどスキーをやめる前くらいに意識改革があり、
かなり改善したつもりだが、まだ体に染み付いていない。
その癖が8年たった今もそのままなのが面白くもあるが。
大回りは無難に滑るだけで、加速していく感じがわからない。
もっと、切り替えでばびゅーんと行きたい。
どんどん谷に落ちていくような積極的な滑りがしたい。

反省点ばかり書いてしまったが、
実はそれだけではない。
当時、自分なりに先進的な技術を身につけようと、
真剣に取り組んだワイドスタンスの滑りは、
今の時代にも通用するというか、
なかなかそういう滑りをする人を見かけなかった。
ヘルメットをかぶったバリバリのレーサーが、
そういう滑りで颯爽と滑って行ったのを見たくらいか。
自分が彼のように滑れているかはともかくとして、
そういう意識で滑ろうとしている人はやはりまだ少ない。
なんかそれがちょっとうれしかったりした。
単に、今の時代は、そういう滑りから既に流れてしまっていて、
最先端の滑りはそこにはないだけなのかもしれないが。
それでも、なんか個性を主張できてる気がして
そういう意味でもすごく楽しかった。

さて、また明日から自転車通勤でがんばろう。
そして、時々は妻にお願いして、またスキー場に足を運んでみよう。
自分の原点は雪山にあるような気がするので。

0 件のコメント:

コメントを投稿