2011年12月2日金曜日

車高とリバウンド(セッティング メモ)

片巻がひどかったTT-01や両巻きだったM-05ですが、車高とリバウンドの調整でよい方向に向かっています。

TT-01:アクセルオンで激烈片巻き→マイルド両巻き
M-05:アクセルオフで両巻き→巻かない

これらの改善のため行った作業は、ズバリ、車高とリバウンドのセッティングです。忘れないようにメモっときます。

リバウンドの大小による影響ですが、リバウンドが大きいとそちら側のタイヤが内側の時に引っかかる・・・というのが基本的。例えば左前輪のリバウンドが大きいと左コーナーでオーバーステア傾向。左後輪のリバウンドが大きいと左コーナーでアンダーステア傾向になる。

リバウンドの調整で気にすべき点として、バネが遊ばないようにすること。バネが遊ぶ状態で左右のリバウンドをそろえても、バネが遊ぶ状態ではダンパーが伸びきらない。タイヤやロアアームの重さ、ダンパーの反力で仮に伸びきったとしても、左右のバランスが運任せで、走らせてみないとどうなるか分からない。

硬いバネは車重であまり縮まないので「バネが遊ばない」ようにすると、結果的にリバウンドも取りにくい。すなわち、リバウンドの設定は車高が決まっているなら、使用する可能性のある一番硬いバネにあわせてセッティングしておくのがよい。

車高の前後バランスに関して、リアを高くすると巻きやすくなる。リアを低くすると巻きにくくなる。

M-05は最初に組んだときにリアが高すぎて両巻きが発生していた。バネも遊んでいたので巻き方に左右差があり、不安定だった。ダンパーの付け方を修正して適正な車高・リバウンドにしてバネが遊ばなくなると、巻きもなくなったし左右の差がほとんどなくなった。

TT-01は中古で購入時についていたローフリクションダンパーが、ダンパー長を適正に規制していなく、リアは適正な車高にするとバネが遊ぶ状態。フロントはロアアームのホロービスでリバウンドがある程度規制されていたが、それでもバネが遊ぶ状態で、しかも、リバウンドの規制も調整していない状態。

バネを変えたり車高のバランスを変えてみたが全然改善しなくて、CVAダンパーを購入して取りつけ、フロントのリバウンド調整をしたところでかなりよくなった。これは、フロント側のリバウンドが左右均等になったことと、フロントのバネが遊ばなくなったこと、ローフリに比べCVAのスーパーミニは、ダンパー長が短いため、リアもバネの遊びが結果的に少なくなったことに起因すると思われる。

現在は、リアのロアアームに6mmのホロービスを突っ込んでリバウンドを調整してバネが遊ばないように調整し、より左右差がなくなって安定している(ちなみに、リアが6mmのホロービスを使っている理由は、標準の12mmだとビスがジョイントカップ側に飛び出し干渉してしまい、タイヤが回らないため)。

type-eとかのロアアームを使っていないノーマルなTT-01であれば、CVAダンパーのシリンダー内のダンパーシャフトに適度にインナースペーサーをいれ、ダンパーが伸びきらないように規制する。

話はそれるが、TT-01はまだアクセルオンで左右とも巻く。テクニカルコースではこういうセッティングもありなのかもしれない。コーナーからの立ち上がりもスロットルをゆっくり握れば巻かずに立ち上がるので、このままでもいいのかもしれないが、もう少し安心して握れるセッティングにしたい。

ただし、フロントが逃げる方向にセッティングすると結果的に遅くなってしまうと思うので、まずはリアの限界を上げる方向でいじってみる予定。具体的には、リアのトーインアップライト(2度)をつけてみるのと、リアのバネをやわらかく(白→青や黄)にしてみる。これでだめならフロントが少し逃げる方向のセッティングを試してみる。

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