が、その後からなぜかREGZAでmediatomb(DLNAサーバ)を認識しなくなって、PCからの動画が再生できなくなってしまっていました。
思いつきでいろいろと設定をいじっていましたが、なかなか認識できるようにならず、重い腰を上げてちゃんと調べたところ無事認識するようになりました。
結果からいうと無線LANのアクセスポイントとして使用しているMZK-MF300NのモードをAUTOからAPモードにするだけでした(なんでこんなことにこんなに長くかかったのか(^^ゞ)。
というわけで、以下、詳細。
まずは、うちのネットワーク構成ですが、以下のようになっています。
ルータはLAN的には単なるHUBとして動作していて、デスクトップPC(DLNAサーバ)と無線LANのアクセスポイント(MZK-MF300N)が接続されています。
[ルータ]
| |
| +-----------------+
| |
<有線LAN> <有線LAN>
| |
[MZK-MF300N] [DLNAサーバ]
|
<無線LAN>
|
[MZK-MF300N2]
| |
| +-----------------+
| |
<有線LAN> <有線LAN>
| |
REGZA DBR-Z410
無線LANの先には、無線LAN子機としてMZK-MF300N2をコンバーターモードに設定したものがぶら下がっています。MF300N2には、有線LANの口が2ポートついていまして、ここにREGZA(TV)とDBR-Z410(ブルーレイディスクレコーダー)が接続されています。
mediatombがうまく認識されないときでも、REGZAはDBR-Z410は認識できていました。また、pingは全く問題なく通っていて、ネットワーク接続として特に問題なさそうでした。
ここで、ノートPCにwiresharkをインストールして、各回線をモニタしてみました。ノートPCを無線LAN接続している時には、DBR-Z410からのマルチキャストパケットがモニタできるのですが、ルータの空きポートにPCを有線LAN接続してモニタしてみるとDBR-Z410からのマルチキャストパケットは見えず、逆にルータやDLNAサーバからのマルチキャストパケットがモニタできる。
つまり、MZK-MF300Nが有線側と無線側の間でマルチキャストパケットを遮断してしまっているように見えます。
いろいろ調べてみると、DLNAサーバ等の機器はUPnPというプロトコルでLAN内にその機器が存在していることを通知しているようでして、このUPnPの通信にマルチキャストパケットが使用されているようです。
ということは、マルチキャストパケットをうまく通せるようになれば、mediatombがREGZAで認識できるはず。
MZK-MF300Nの設定をいろいろと調べてみましたが、マルチキャストパケットの設定は見つからず、メーカーサイトの仕様をみてもUPnP対応としか記載がない。
ちょっとMZK-MF300Nの使用をあきらめて、別の無線LANアクセスポイントを購入しようかといろいろと調べてみましたが、マルチキャストパケットを通すかどうかの情報がなかなか見つけられず・・・とりあえずBuffaloのサポートに問い合わせのメールを発射して回答待ち・・・という状態でした。
が、ふと思い立ってMZK-MF300Nの「モードスイッチ」の設定を変更してみました。
モードスイッチには、AUTO/APモード/コンバータモードという3つがあり、コンバータモードは無線LAN子機として使用するときのモードなので、今回の目的には使えないので除外。AUTOモードとAPモードの違いは、AUTOモードではLAN内にルータ(DHCPサーバ)がある時には自動で検出してAPモード相当で動作する・・・くらいの認識でした。
が、AUTOモードってつまりルータで動いていて本体内のDHCPサーバーが動かないだけなのでは?と考えると、AUTOモードの時には優先側はWAN、無線側はLANという意識をしているんじゃないか。APモードにすると、有線側も無線側もLANとして動作するのではないか。
そんな疑問から動作モードをAUTOではなくAPモードを指定して動作させてみると、マルチキャストパケットがちゃんと両方向通るようになりました。この状態になると当然REGZAもDLNAサーバーを普通に認識してくれるようになりました。
と、書けば長くなる経緯があって、無事に掲題の件は解消されたのでありました。
あー、スッキリしたー。