2013年4月23日火曜日

ボールデフも準備(M-03)

M03のデフに相変わらず悩んでますです。

粘土デフは、組み込み時はいい具合でも隙間から粘土がにょろにょろと出てきてしまい長期安定性にかける。なのでボールデフも準備しました。

粘土デフがかなり緩くなってきてしまっても、走り自体はそれ程悪くなく、ターンインなんかむしろスッとインに入ってきて気持ち良く走れる感じもあるので、ボールデフを煮詰めればまだまだイケるんじゃないかと。

というわけで、TA03ボールデフをメンテ&一工夫。

まず、すぐにゴリゴリになってしまうスラストベアリングは1150ベアリングに交換。その際、スラストベアリングと1150ベアリングの厚みが異なるので、皿ワッシャーを適当に抜きます。

今回は、小さい方を1枚だけ、大きい方は2枚にしました。この状態でガッチリ締め混むとちょっと渋めのいい具合の仕上がりになりました。

TA03ボールデフは、ネジを緩めて微調整しようとすると、走行中にネジが緩んでしまうので、ガッチリ締めた状態で丁度良い効きにすることが重要だと思ってます。皿ワッシャーだけでいい具合にならない場合には、0.1mm厚のシムなんかで調整するのもいいと思います。

それから、もうちょっと工夫。TA03のボールデフはジョイントカップが差し込まれる穴がすれて広がって空回りしてしまうことがあります。

もともとジョイントカップと穴の隙間が大きく、走行中にガタガタとなっているうちに磨耗するのが要因と思いますので、これを防止するために、デフプレートの穴の内側の壁に、爪楊枝かなにかでセメダインスーパーX2を塗って樹脂の壁を作りました。

乾燥後にジョイントカップを差し込んでみるといい具合にかっちり止まります。これで多分、磨耗を防止してくれて、長く使えるんじゃ無いかと思いますです。


ところで、ボールデフって、無負荷のときと加速時などの両輪に力がかかっているときとで差動制限の強さが異なります。これが、ターンインでは曲がり易く、立ち上がりでトラクションがかかり易くという特性につながると思っています。

しかし、完全にインリフトしてしまった状態は、デフに負荷がかかっていない状態になってしまいますので、そうなるとあまり差動制限効果がないのかな。

なので、ボールデフを入れたといっても、出来るだけフロントの両輪が立ち上がり時にしっかり接地するような足回りのセッティングは必要ですよね。

そんなイメージでちょっとやってみたいと思っています。

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