2011年7月17日日曜日

NRD SCALATORE PAZZO

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NRD(NACCALANO RACING DEVELOPMENT)が極秘に進めてきたプロジェクト。そのプロトタイプ1号がついに完成した。製造は某chinese factory。いくつかのトラブルを乗り越え、なんとかここまでたどり着いた。

パイプはオーソドックスな丸い断面。フォークはストレートフォーク。シートステーはカーブを描く。トップチューブは若干スローピングしている。ジオメトリー的には、決戦用のGIANT TCR COMPOSITにかなり近く、ヘッドチューブが5mm短いこと、チェーンステーが6mm長いこと、ヘッド角度が0.5度ねていることくらい。この微妙な違いが、GIAINTで感じるクイックすぎる部分を自然な操作感に変えてくれている。

走りだしてみると、見た目とは違い踏み込みに対しかなりレスポンスがいい。軽量アルミフレームに近いくらいの軽快な加速。それでいて細かい振動はカーボンフレームらしくうまく吸収してくれる。といっても、GIANTよりも剛性を感じる。軽く踏んでも強く踏んでもグッと前に進んでくれる感じがある。ただ、スプリンター程の脚がないので、その奥の芯の強さは自分にはわからないところ。

フレームは単体で1028g。フォークはコラムカット状態で330g位。写真のパーツ込みで7.4kg程度。パワータップ付きであること、クランクやペダルに軽量化の余地がまだまだあることを考えると十分軽量。この状態で決戦用カーボンチューブラーに交換するだけで6.9kg程度になる。

開発コード「SCALATORE PAZZO」とは英語で書くと「CRAZY CLIMBER」。開発者さいとーがレースを始めた頃に職場の仲間で名乗っていたチーム名「KICHI-GUYS」と、さいとーがタダの坂バカであることに由来する。


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シートステーは、後ろから見てもカーブしている。
シートクランプはTOKENの軽量タイプで12g。
シートポストもchinese factoryにて製造。単体重量200g。
脚の長さに合わせてカット後は148g。

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ボトルケージもchina factory製。単体で25g程度と軽量。
表面は3Kカーボン。ヘッドパーツは当然のごとくneco。

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ブレーキキャリパーはこだわりの77DURA(家にたまたまあったとも言う)。
ブレーキシューをBBBの軽量タイプに交換し、前後で10gの軽量化を図っている。
バーテープは、入手が間に合わず。

尚、サドルはニホラン選手のレンタル品。近日中に英国からゾンコランが届く予定。

3 件のコメント:

  1. シナノッチ♪2011年7月17日 6:03

    おぉなんだか格好いい♪
    中華フレーム悪く無さそうですね~
    乗り込んだらまたインプレ期待してます
    もしかするとそのボトルケージは保持力弱いかも…
    私は下りで2回振り落としてます(汗

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  2. 以前のフォークのように、ポッキリと折れないことをお祈りしています

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  3. シナノッチさん>
    今のところこのモデルは問題なさそうです。
    まー、耐久性とか未知数なところもありますので、気をつけて乗りますです。
    今のところ、結構しっかりしているので大丈夫そうですが、張りがあるだけに、突然ポキってこともあるかもしれないので、運行前点検はしばらく習慣にしようと思います(汗
    走りの方は期待以上でいいかんじですよ。
    名無しさん>
    ご心配、ありがとうございます。
    今回のフォークはタキザワのもので過去にしばらく使っていたものなので心配ないと思いますが、フレームはやはり慎重に観察しながら乗っていきたいと思います。

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