2012年6月16日土曜日

ピストンの穴を考える・その2

どうやらピストンは単純に穴の総面積だけでは語れないみたいなので、
流体力学的な勉強をして見たいと思ったりしたのですが、
良く分からないギリシャ文字たくさんの数式とかがすぐに出てきて、
とてもついていけそうもないので、
人生経験からそれぞれの特性を推測して、
感覚的なセッティングでお茶を濁す方針にします(汗

ただ、そのために人生経験の整理が必要です。何じゃそりゃ。


例)
二つの広い部屋に同じ数(たくさん)の人がいます。
一つの部屋は、一箇所に両開きの扉があります。
もう一方の部屋には、片開きの扉か2つあります。
同時にその中の人に「外に出てください」と言った場合、
どちらの部屋が先に空になるでしょう?

ということを考えた場合、扉一つの方が早いのではないか。
広い扉だと、壁際というのが2箇所。狭い扉だと、壁際が4箇所。
壁際を通る場合には、壁に接触したりしてとおりにくい。
つまり、大きな扉では扉中央付近の人はなんの抵抗も無く外に出れるが、
小さな扉では、壁に接触してしまう。

分かりにくい場合は・・・
小さな扉二つというのは、両開きの大きな扉の真ん中に
細い棒が立っているのと条件としては近い。
これをイメージすれば、同じ開口部の面積でも、
通り易さが違うことがイメージできる。


つまりですよ、奥さん。
同じピストンの穴の面積でも、
2穴と3穴では、2穴の方が通り易いってことですよ。


更にイメージを進めて・・・

部屋から外にでる速度によっても、扉の数で違いがあるですよ。
扉から外にある速度で出ようとした場合、
壁際を通る人は、壁にぶつかったりて速度が落ちます。
落ちた速度の人の隣を通る人も、その人にぶつかって速度が落ちます。
真ん中を通る人が一番速く進むことができるわけです。
しかし、そもそも外に出る速度が遅い場合には、
真ん中を通る人もゆっくりなので、、
壁に接触して速度が遅くなることに対する影響が小さい。
逆に速度が速い場合には、
扉が小さいとど真ん中を通る人でさえ、
十分な通過速度を稼げなくなる。

つまりですよ、旦那。
ピストンが速く動く場合には、
2穴より3穴は、より大きな抵抗になるということですよ。

まとめると・・・
同じピストンの穴の面積で比較した場合、
2穴より3穴の方が減衰力が大きくなる。
ただし、ゆっくり手で押したときは、
その差はあまり変わらないかもしれない。
ダンパーを速く縮めたり伸ばしたりしたときには、
差が大きく感じられるかもしれない。


で、これが正しいとするならば・・・
この特性を利用してセッティングができるぞと。

で、デザゲちゃん。

ジャンプの時には基本的に腹打ちなので、
ダンパースピードが速いときの減衰力はもう少し上げたい。
しかし、路面追従はもう少しよくしたい気がするし、
素直にロールする状態にしてグリップは稼ぎたい。
となると、ダンパーのピストンは3穴にしてみる価値はあるのかな。

1.3mm×2穴から1.1mm×3穴にすることで、
若干の面積拡張が図れるので低速側では減衰力が減るかも知れない。
そして高速側ではむしろ減衰力が上がるかもしれない。
ただ、ハイスピードでの路面追従性という点で見た場合、
路面からの突き上げは、比較的速度も速く入力も大きいと思われ、
それに対してしっかり追従する足を目指すなら、
2穴のままという選択が妥当なのかな・・・。

うーん、難しすぎるぅ~。

というわけで、まだまだデザゲちゃんは楽しめそうです(・∀・)

※ここにかかれた内容は、あくまで人生経験による推測です。
※私の人生経験も十分ではありませんし、
※人間とシリコンオイルでは特性も違いますし、
※ここに記載した結果がダンパーに当てはまる保証はありませんです。
※記載したとおりにならなくても苦情はしないでください(汗
※ただし、情報のフィードバックはウェルカムです。

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